7月にNYとカンクンに行ってきました。
カンクンで泊まったのはルブラン スパリゾート(Le Blanc Spa Resoat Cancun)です。
このホテルはオールインクルーシブ(宿泊料に飲食代が含まれている)で、18歳以上の大人しか宿泊できません。(ホテルの正式名称ではないと思いますが、エクスペディアなどでは「Le Blanc Spa Resoat All Inclusive Adults Only」というホテル名が表記されています。)
スパ、レストランのボトルワイン、ビーチのカバナなど一部有料ですが、3泊以上すると400USD(滞在日数に応じて額は変わります)のリゾートクレジットがついてくるので、それを使ってスパなどを利用することができます(ただしリゾートクレジットを使うと、使った分の18%がリゾート税として請求されるので完全にタダにはなりません)。
また、リゾートクレジットを使ってホテル主催のチチェンイッツアや、ドルフィンスイム、グランセノーテへ行くツアー*1などに参加することもできます(英語ガイドのみ)。
今回わたしはリゾートクレジットを使いませんでしたが、リゾートクレジットを使わずともルブランでの滞在をたっぷり楽しんできました!
ロイヤルハネムーンオーシャンフロント
チェックインするとまずリストバンドをつけられます。
これが宿泊者の証で、滞在中全てのものがタダになります。チップは基本的に不要です。ホテル内で過ごしていればお財布を持ち歩くことはありません。*2
ル・ブランのリストバンドを見せると、カンクンやリビエラ・マヤにある6つの系列ホテル(イスラムヘーレスパレス、ビーチ・パレス、ムーン・パレス、サン・パレス、プラヤカル・パレス、コスメルパレス)でもオールインクルーシブサービスを受けることができます。
フェス好きとしてはリストバンドをつけられた瞬間にめっちゃテンションがあがります。
各階に24時間バトラーがいて、お風呂を入れてくれたりアロマを持ってきてくれたり、パッキングを手伝ってくれたりします。
また、日中だけですがルブランには日本人のコンシェルジュもいるので、ツアーやレストランの予約などの相談にものってくれます。
わたしが泊まったのはロイヤルハネムーンオーシャンフロントルームで、最上階でした。ハネムーナーでもなんでもないのに!
ホテルの名前どおり、インテリアもファブリックも白を基調にしています。
このベッドが寝心地よくてねえ…。枕も何種類かあり、バトラーに頼むといろんな枕を持ってきてくれます。
お部屋に入るとすぐのところにウェルカムスパークリングワインと、チョコレートが。
チョコレートやちょっとした甘いものはバトラーが毎日持ってきてくれました。
冷蔵庫はビールにジュース、お水が。もちろんこれもタダです。
お水は冷蔵庫だけではなく、ベッドサイドにも置いてあります。常温のお水もあるのがなにげに嬉しいです。
お酒はボトルがこんな感じになってて、栓をひねるといくらでも飲めるシステム。ラム、テキーラ、ウイスキー、ウォッカが飲み放題。
冷蔵庫の上にはスナックも。なくなったらすぐ補充してくれます。
写真を撮り忘れましたがネスプレッソ的なものもありました。
洗面所を挟むようにしてシャワールームとジャグジーがあります。シャワーの水圧はGOOD!(さまぁ〜リゾート風)
洗面所は結構狭いの。
アメニティはブルガリです。ブルガリのブランシリーズ、日本には売ってないんですよねえ。この香り好きなんだけどな。
ジャグジー推しなのか、全室に2人で入れる大きさのバスタブがついています。
バトラーに頼むと、入りたい時間にお風呂をいれておいてくれます。
ぬるめとか熱めとか、どんな香りのバスソルトを使いたいかとか、細かく注文できます。
ぶくぶく。初日に入れてもらったお湯が熱すぎたので、翌日はぬるめでおねがいしました。
オーシャンビューなのでベランダからは海が見えました。カリビアンブルー!
インフィニティプールをみおろしたところ。
ホテルでは毎日いろんなイベントをやっていて、朝はプールでサーフボードを使ったエクササイズをしていました。
インフィニティプール
わたしの大好きなインフィニティプール。
空いているチェアに陣取るとパラソルとかワインクーラーとかタオルとか持ってきてくれます。セレブ気分!
お昼時になると、「何か食べる?」とメニューを持ってきいてくれます。
アメリカ人のバカンスの土地だけあって、アメリカンなメニューもあります。わたしはフィリーチーズステーキを食べました。
おやつ時になるとタパスや果物をお盆に載せて「ひとつどう?」って訊ねてくれたり……完璧な養豚場です。
プールの中にバーがあって、お客さんはみんなお酒を片手にプールで談笑しています。お客さん同士でのコミュニケーションも活発です。プールのバーで飲んでると結構話しかけられました。
夕方になると意外と人がいないので、プールを独占できたりします。
プールバーの水中スツール。
バーにはお酒がたくさん!この写真では表に出ていますが、高級テキーラドンフリオは普段隠してあります。ドンフリオ飲みたいって言うと出してくれます。笑
この日出してくれたのはシルバーでした。美味!
プールのはしっこから海を眺めつつ飲むマイアミバイスはとっても甘くてとっても美味しかったです。滞在中何杯飲んだかわかりません。
フローズンピニャコラーダとフローズンストロベリーダイキリをミックスしたカクテルです。マイアミバイスって日本のバーで頼んでも「??」って言われることが多いので、こちらに来たら是非飲んで欲しいです。
プールはこの上のフロアにももうひとつ、館内にも室内プールがあります。
わたしはホテル滞在時一日中ここで飲んだくれのんびりしていたので、写真を撮っていません…。
ビーチ
カンクンには厳密にはプライベートビーチはありません。が、どのホテルも自分のところの敷地をパーテーションや網などで仕切ってプライベートビーチっぽくしています。
プールからビーチまでは階段を下りればいけるようになっています。
波が高いことが多いので結構遊泳禁止の赤旗が立つことが多いですが、やっぱりカリブ海まで来て海に入らないという選択肢はありません!
砂浜はきめ細かい白砂なので、ビーチサンダルなしでも気持ちよく歩けます。
竹富島のコンドイビーチに行った時、カリブ海のように海が美しかったのでカンクンまで行かなくてもいいんじゃないかって一瞬思いましたが、竹富にはなかったもの!それが白砂です!(竹富島はサンゴ礁でできた島なので素足で歩くと痛かったです笑)
離れて見ると澄んだブルーの海ですが、入ると白砂と混ざって乳白色の海。
ビーチにはカバナがあります。カバナは有料(もしくはリゾートクレジットを利用)ですが、普通のビーチチェアとパラソルは無料で利用できます。
カバナの後ろにあるソファは喫煙所です。ホテル内は禁煙なので、タバコを吸いたい場合はビーチまで行く必要があります。
夜はカバナで海を見ながらロマンティックディナーを楽しむことも出来ます。
ル・ブランではウミガメの卵を保護しています。
こんな感じ。
ウミガメが孵る時期は、ウミガメを海に返すイベントが行われます。もちろんホテル内のアクティビティのひとつなので無料で参加できます。
ブラン・インターナショナルの朝食
ルブランには5つのレストラン(うちひとつはプールにあります)があるのですが、朝食はこちらのブラン・インターナショナルで提供されます。バッフェスタイルです。
もちろん(?)朝から当然のようにスパークリングワインが置いてあります。
シリアルたくさん。かわいい!
ホットミールは定番のものからタコスまで。
わたしの大好きなコールドミールも充実しています。スモークサーモンが美味しいです。
フルーツもたくさん。
メキシコはお野菜も美味しいです。
パンも種類が豊富すぎて、何回行っても制覇できる気がしません。
中央のグリルではオムレツを作ってくれます。
ル・ブランのディナー
先にも書きましたが、ルブランには5つのレストランがあります。
そのうちの1つはプールサイドやビーチに点在するキッチン、ブラン・ルナ/ソル&テラスで、残りの4つは館内にあります。
ブラン・インターナショナルはメキシコやアメリカ料理と鉄板焼き。
ルミエールはフレンチ。ブラン・イタリアはイタリアン。ブラン・オリエントはアジア料理です。ブラン・ルナ/ソル&テラスでは釜焼きのピッツァなどの軽食が食べられます。
オリエントは行っていないのですが、わたしはインターナショナル→イタリア→ルミエールの順番に好きです。
ブラン・インターナショナル
わたしがルブランのレストランの中でいちばん好きなのがインターナショナルです。
やっぱりメキシコですからね!その国のものを食べるのがいちばんおいしいのです。
コースメニューもありますが、アラカルトで好きなものを好きなだけ食べられます。
タコス。トルティーヤの生地が上品。
ガンボスープ。
メキシコはタコスが有名ですが、実はスープも美味しい国なのです。
ガンボスープはアメリカのルイジアナが起源の、アメリカ南部メキシコ湾一帯で親しまれているスープです。
ビーフや海老やお米やお野菜が渾然一体となった、トマトベースのなんとも不思議な味わいのスープです。ビーフの味と海老の味がどっちもたっていてケンカしていなくて、とてもコクがあって美味しいのです。
わたしはここのガンボスープを食べたいがために再びルブランにやってきたと過言ではありません。
ほんとに!食べたことない美味しさだから食べにきて!!行って!
シーザーサラダ。ティファナのシーザーズ・プレイスというレストランで誕生したこのサラダはわたしにとってはメキシコ料理です。
せっかくアメリカ料理とグリルがあるんだからということでNYスタイルのステーキも食べました。NYで食べてきたばっかりなのに…。
ブラン・イタリア
ブラン・イタリアはちょっとおしゃれなイタリア料理のレストランです。
ドレスコードはカジュアル。男性は念のため長ズボンのほうがいいかもです。人によっては断られていました。着替えてこーい!って。
まずテーブルに着くと生ハムののったフォカッチャが出てきます。これ、めっちゃ美味しかった。どのお料理も美味しかったけどおかわりは不可でした。かなしい。
イカ墨のクリームパスタ。イカ墨の味がしっかりして美味しかった。
内臓のなんかのパスタ。内臓系苦手な人は微妙かも。
フィレ肉のステーキ。特筆事項なし。
ルミエール
ル・ブランで唯一予約が必要で、ドレスコードもフォーマルなのがルミエールです。
フランスフュージョンレストランです。
入り口もちょっとだけ豪奢な感じ。
ルミエールもコースとアラカルトが選べます。
先に書いてしまいますが、創作フレンチを海外で食べてわたしは今のところアタリを引いたことがありません。笑
ルミエールも、わたしにとってはそんなレストランでした。※個人の感想です※
なのでお料理の写真もロクにとっていないし、キャプションもあまりつけられないのですが一応こちらは人気のレストランです。カンクンにあるレストランベスト7に入るという評論家もいるそうです。
コロッケ。衣がしなしなで、冷凍食品を自然解凍したような感じでした。
テリーヌ。
これ、なんだったっけな…?マッシュポテトにサーモン乗っかってる何か的な?
とにかくコロッケ(あえてクロケッタとは書かない)に衝撃を受けました。
昔スペインはマヨルカ島のミシュランスターのお店(やはりフレンチフュージョン)で"もやし炒め"を食べさせられた時の次くらいの衝撃でした。
Bar
フロントを抜けてプールに行く途中にバーがあります。
レストランはだいたい22時前後までなので、それ以降にお部屋以外でお酒を頂きたい場合はこちらのバーで頂きます。
みなさん夜は早寝なのか、わたしが行く時間はいつもお客さんが殆どいませんでした。
わたしがル・ブランに泊まったのは今回が2回目なのですが、前回も今回もいちばん仲良くなったのはこちらのバーテンさんでした。
バーテンのアランは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」が好きだそうです。
メキシコで何故かダウンタウンの話で盛り上がる謎。
もちろんマイアミバイスを頂きました。バーテンさんによってレシピがまちまちなのが面白かった。レシピ覚えちゃったよ。
イスラムヘーレスのパレスホテル
イスラムヘーレスはカンクンから船で25分程の小さな島です。ゴルフカートを借りて島内を一周するのがオススメです。(船着場を出るとたくさんレンタルカート屋さんがあって、料金はどこもほぼ同じです。だいたい観光客はカートか、原付バイクを借りて島内をヒャッハーしています。)
島内は島を一周するような道が1本あるだけなので、会社の近所で迷子になるくらいの迷子スキルの高いわたしでも迷うことはありません。
イスラムヘーレス観光中、オールインクルーシブのサービスを受けられるこちらのパレスホテルに立ち寄ってランチを食べてきました。
こんな感じでカートがたくさん停まっています。
ここが入り口で、入り口の守衛さんにリストバンドを見せるとリストバンドに記載されているIDをチェックされて中に入れます。
ホテルのロビーを抜けると、海と
カバナがあります。ここを通ってプールにいけます。
ル・ブランとはちょっと雰囲気が違ってどことなく島っぽさがあります。
さすが系列ホテル。プールバーの作りはほとんど同じです。
こちらではビーフナチョスを頂きました。ル・ブランより美味しい。笑
イグアナがウロウロしてたり。かわいいです。カメラ目線で待っててくれました♪
ハンモックもあります。ル・ブランにはなかったよ。
ごろごろしてたらホテルオリジナルのカクテルとクロケッタを貰いました。
ルミエールのクロケッタより美味しかったよ。
パレスホテルはコンパクトでのんびりした空気が流れていて、海の色もちょっと違っていて、ルブランとはまた違った良さがありました。カンクンからも近いので、ルブランに宿泊されたら是非こちらにも立ち寄って欲しいです。お昼代も節約できるしね!
おわりに:日本から行くには
日本からカンクンへは直行便がありません。全日空利用ですと乗り継ぎやアライアンスの都合上、ヒューストンでトランジット、そこからユナイテッド航空でカンクンへという行き方が一般的かと思います。
他にもダラス経由など、東海岸経由が乗り継ぎの都合上多いです。
ヒューストン乗り継ぎの場合、日本からカンクンまではおおよそ14時間ほどです。(NYからだと15時間ちょっとです)
今だと全日空がメキシコシティまで直行便を出しているので、メキシコシティからアエロメヒコなどを利用してカンクンに行くこともできます。メキシコシティに滞在してからカンクンに行くのもいいですね!
カンクンのみ(ル・ブラン宿泊)のパッケージツアーは時期によりますが3泊5日(エコノミークラス利用)で25万円くらい。
ホテルを満喫しつつ、リゾートクレジットを上手に使えば現地でお金を使うのはお土産を買うくらいで、ほぼお金を使わずに過ごすことも可能です。
これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、直前まで物価の高いNYでお金を出して(当たり前)飲み物を買ったり食事をしたりしていたので、飲みたいだけお水を飲めてお酒を飲めて食べ放題でお財布を出さずに済むオールインクルーシブというのは意外と割安なんじゃないかなってわたしは思いました。
今回わたしはNYとカンクンに行くパッケージツアーを利用しましたが(修行も兼ねていたので)、マイルがあればホテル代だけで済みますからもっと安くカリブ海のリゾート食べ飲み放題付!を満喫することができます。
メキシコって遠く感じるし、カンクンっていうと有名リゾートでお高いイメージがありますけど、NYからでも3時間ちょいだしそこまで遠くないですよ!物価も安いし!(ハバネロソースとか一本100円くらいだから!)
メキシコといってもカンクンは政府が主導して作られたリゾートなので、いわゆるメキシコとはちょっと違いますが、美しいカリブ海を見ながらのんびり過ごすのは最高です。のんびりに飽きたらマヤ文明の遺跡も、ジンベイザメと泳げる海も、カヌーで冒険できる湿地帯もあります。
カンクン、とってもオススメです!
次のバケーションの候補地にいかがでしょうか?
(カリブ海とムーンロード。幻想的で感動!Pray 4 Mexico.)