2022年陸マイルの旅

2017年から陸でマイルを貯めつつANA隠密修行をしたわたしの趣味の旅行(遠征)、買い物、グルメ、つれづれ日記。

エグゼクティブハウス禅(ホテルニューオータニ東京)に泊まってきました

最近国内でもホテルに泊まる時は外資系が多かった(ような気がした)ので、久しぶりに国産ブランド(?)のホテルに泊まろうと思い、泊まってきました。

泊まったのはこちら、ホテルニューオータニ東京のエグゼクティブハウス禅です。

http://www.newotani.co.jp/tokyo/stay/room/exe/more.html

ホテルの中にあるホテルというコンセプトで作られた、エグゼクティブハウス禅とは一体どんなところなのでしょうか?

エグゼクティブハウス禅とは

エグゼクティブハウス禅はホテルインホテルというコンセプトで作られた、ホテルニューオータニ東京メイン館の11階・12階にある、全87室のクラブルームです。
メイン館とガーデンタワーからなる巨大なホテルの中にある小さなホテルというイメージで、通常の客室と違い客室の雰囲気も洗練されています。

老舗の(ちょっと古めで)巨大ホテルのため、ツアー客やファミリー層など、客層も様々で多くの人の喧騒が聞こえるメイン棟のロビーに比べ、エグゼクティブハウスのフロアに来ると静かで落ち着いた空気が流れています。
まさにホテルの中にあるホテル、違うホテルに来たかのように錯覚します。

 

エグゼクティブハウスの入り口。
こちらを予約した方は直接ラウンジでチェックインができます。
人が立っているところがラウンジの入り口なのですが、その手前にマンションのオートロックのような機械があります。
エグゼクティブハウス禅のお部屋は、この入り口の奥にあります。
ラウンジが開いていない時間帯はこの自動扉が閉まっているので、ここにカードキーをかざさないとお部屋に行けません。
つまり、エグゼクティブハウス宿泊者以外は例えオータニの宿泊者であってもラウンジは勿論のこと、お部屋があるエリアにも入室できないのです。

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温かいお茶を頂きながらゆったりチェックイン。遠くには新宿の夜景が見えました。

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エグゼクティブハウス禅 デラックスルーム

早速お部屋に案内して頂きました。
この日はスタンダードルームを予約していたのですが、広くて景色のいいデラックスルームにアップグレードして頂きました。
上手に写真が撮れなかったのですが、お部屋から東京タワーを眺めることができました。
ラウンジからは赤坂御苑と新宿、お部屋からは東京タワー!なんて贅沢なのでしょう!

ベッドルーム

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▲お部屋はコンパクトな作り。

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▲イタリアの老舗・フレッテ社製、エジプト綿100%のベッドリネン。とても気持ちいいです。全裸で寝たい

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▲サイドテーブルにはタブレットが

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▲ワーキングスペースは少し狭め。お部屋は勿論Wi-Fi完備であります

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▲ワーキングスペースにも小さいタブレットがありました。

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▲ベッドの真向かいにテレビがあるのですが、テレビ台にはお洒落な雑誌が置いてありました。

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▲みんな大好きネスプレッソ。わたしもおうちにユーがあるのに、使い方を失敗して信じられないくらい濃いコーヒーを淹れてしまいました。コーヒーカップサイズで作ったはずなのに、何故?(しかも4回中4回失敗)

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▲日本のホテルらしく、緑茶セットもありました

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▲ミニバー。小さいお酒の瓶って見てるだけで楽しいです。おままごとみたいで

バスルーム

わたしはしずかちゃんに負けないくらいお風呂が大好きなのですが、こちらのバスルームは広くて最高でした。広い洗面台と、のんびり足を伸ばせて入れるバスタブ、それに独立したシャワーブースがあります。

最近気づいたんですけど、わたしのホテル評価の半分以上がバスルームの快適さな気がします。のんびりお酒を飲みながらくつろげるバスルームのあるお部屋、だいすき!住める!

ベッドルームと同じくらい広いんじゃないか?エグゼクティブバスルーム禅に改名してはいかがだろうか?とテンションがあがるくらい広いバスルームでした。

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▲バスルームのドアを開けたところ。右手にシャワーブースがあります。

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▲バスタブ(しかも3分でお湯がたまります!)シェードをあけるとお部屋丸見えビューからの夜景を眺めながらお風呂に入れます

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▲すごく嬉しかったのが、これでもか!と置いてあったアメリカ産のスーピマ綿を使用したタオルとバスローブ。フェイスタオルとバスタオルをこんなに置いてくれているホテルって少ない気がします。

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▲アメニティはフェラガモのタスカンソウルシリーズ。爽やかな香りです

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▲バスタブのところにはシャンプー、コンディショナー、ボディソープが置いてありました

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▲洗面台もひろびろ。先ほどご紹介した夢のようなタオル棚が後ろにあります。なんとなくこのバスルームの広さが伝わりますでしょうか?

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▲マウスウオッシュと石けん。アメニティは黒で統一されています。シックでかっこいいの。

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▲女性用アメニティの中身はエリクシールでした。クレンジング、洗顔、化粧水、乳液の鉄板4点セット。

ルームサービス

近隣やホテル内にレストランはたくさんありますが、お部屋でのんびりしたかったので今回はルームサービスをお願いしました。

オーダーは「冷たい前菜と、温かいお皿がひとつずつくらい」というざっくりしたもの。老舗巨大ホテル調理部の実力を見た…!

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▲ルームアップグレードが1ランクだったかわりにシャンパンをサービスして頂きました。ラベルにニューオータニって書いてある(今気づいた)

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▲冷たい前菜。カプレーゼやサーモンのマリネキャビア添え、生ハムやパテなどなど。

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▲ポットに入ったコンソメスープを注ぐと、金箔入りでした。透き通った黄金色のスープは上品で、何杯でも飲みたくなる優しい味でした

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▲温かいお皿は牛フィレ肉のロッシーニ風。ソースポットにソースがあったのにソースかけるの忘れて食べちゃった

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▲大量のパン。もう食べられないよぉ

 

上品で多すぎない(これ重要)お酒に合うお食事の数々の他には食後のコーヒーとケーキなどを出して頂きました。

ドレスアップして美味しいものを食べにお出かけするのも楽しいですが、遅い時間にチェックインしたり、疲れている時はお部屋から出るのは億劫だったりします。

それに、ちょっとだけお行儀が悪くても誰にも見咎められないお部屋でのんびりくつろぎながらお酒と美味しいお料理に舌鼓をうつことができるルームサービスでのお食事タイムは至福の時間でした。

完全にお部屋ひきこもりです!最高!

 

エグゼクティブラウンジ

エグゼクティブラウンジでは1日6回のフードプレゼンテーションを楽しむことができます。宿泊者はチェックインからチェックアウトまでラウンジを利用できます。

フードプレゼンテーションのスケジュールは以下の通りです。

○ 朝食 7:00-10:00
○ モーニングスナック 10:00 - 12:00
○ ランチ 12:00 - 14:00
○ アフタヌーンティー 14:30 - 16:30
○ オードブル 17:30 - 20:00
○ ナイトキャップ & チョコレート 20:00 - 21:30

 

エグゼクティブハウス禅宿泊者の特典はラウンジ利用以外に 、ジム、プール、サウナが利用できるゴールデンスパが、1泊につき1回無料となります。(ジムウェア、水着、タオル、バスローブ等は無料レンタルできます。)

 

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 ▲ラウンジから見える景色。迎賓館も見えます。でも一番目に付くのはハウス

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▲ラウンジは細長く、そこまで広くありませんが広く大きい窓に面していて狭さを感じません

朝食について

このうち、朝食はメイン館ロビー階にあるレストランSATSUKIでも頂くことができます。ラウンジだいすきおばさんのわたしですが、朝食はSATSUKIでとるのをオススメします。

オータニといえばピエールエルメで有名ですが、SATSUKIではエルメのヴィエノワズリーが楽しめますし、エッグステーションでのオムレツ、イベリコ豚の骨付きハムやローストビーフなどの多彩な洋食メニューの他に、釜揚げうどんステーションや、和食コーナーも充実しています。

特にわたしのテンションがあがったのは大きな器にたっぷりと入っていたいくら醤油漬けで朝からいくら丼食べ放題だったことです、もうラビスタ行く必要ないな!

(なお、写真は一枚も撮っていません!写真よりも食!!)

モーニングスナックタイム

SATSUKIで朝ごはんを食べた後に、ラウンジをのぞいてみました。朝食とランチの間の時間ですが、サラダやフルーツ、パンなどが置いてありました。朝はあまり食べないという方にはこれでも十分かと思います。

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▲サラダブッフェ。ドレッシングも3種類、ポテトサラダなどもありました

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▲カットフルーツ。オータニのカステラとリーフパイも置いてありました。オータニのリーフパイはわたしの大好物です

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▲ラウンジにもピエールエルメの焼き菓子と

 

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▲パリのフィガロ誌で”パリNo.1のクロワッサン"と評されたクロワッサンもありました

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▲和菓子!日本のホテルっていう感じですねえ。

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▲フレッシュジュース。トマトジュース用にタバスコとリーペリンソースが置いてあるのが嬉しい。

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▲ミネストローネ

ランチ

チェックアウトは12:00ですが、チェックアウトをしながらこちらでランチタイムを楽しんでから帰ることが出来ます。

サラダやフルーツ、スープ、焼き菓子などはモーニングスナックタイムと同じですが、ランチタイムはそれらに加えてサンドウィッチや惣菜パンなどがありました。

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▲スコーンやフランクボートとか

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▲サンドウィッチ3種類。たまごサンドの卵が濃厚でした

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▲ピエールエルメのブール・ド・ベルラン。中にクリームとフレッシュラズベリージャムが入ってます

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▲太巻きといなりずしもありました

日本庭園をおさんぽ

ニューオータニのメイン館とガーデンタワーを結ぶ長い通路から日本庭園に出ることができます。この日本庭園はかつて加藤清正の下屋敷があった地で、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の井伊家に引き継がれ、その後伏見宮邸宅となり、戦後伏見宮家が手放す際にオータニの創業者の大谷氏が買い取ったそうです。

日本庭園の中にもいくつかレストランがあり、日本料理で有名ななだ万もこの日本庭園の一角に構えています。

ぐるりと散策すると思いのほか広く、木立に囲まれた園内には大きな池や太鼓橋、点在する石灯籠などが散策する人の目を楽しませてくれます。

外国人観光客の方もたくさん散策していて、お散歩しているといろんな方から写真撮影を頼まれました。

日本庭園をのんびりお散歩するのはとても幸せな時間で、ここが都心のど真ん中だなんて思えない、静かで落ち着いた空間でした。

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▲大滝。奥に見えるのがメイン館。エグゼクティブハウス禅はあの中にあります。

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▲清泉池。鯉がたくさんいました。あんまりたくさんいるものだからおびえるわたし。

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▲メイン館の反対側にガーデンタワーがあります。オフィスなども入っていますが、こちらも客室があります。ガーデンタワー宿泊者はこちらのフロントでチェックインします。てっぺんにある回るレストランって今も回るのかなあ?

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▲池は広く、太鼓橋を渡って少し歩いた先までありました。ここにも鯉。

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▲園内にはビオトープもありました

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▲園内レストランのうちのひとつ、清泉亭。鉄板焼レストランです

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 ▲奥に見えるのが太鼓橋です。わたしはなぜ近くで撮らなかったのか?

 

 東京で暮らして東京に泊まること

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大切な人とちょっと特別な時間を過ごしたいなって思ったり、ゆっくりしたいなって思った時。気分転換したい時。
非日常を味わいたいと思った時、ここではないどこかへ旅行したいって思うかもしれません。
わたしも旅行は大好きですが、こうして普段自分が生活している東京で味わう非日常な時間もとても素敵なものです。
眼下に広がる街は普段自分が当たり前に目にしている街並みなはずなのに、ホテルという切り取られた空間から見る景色はいつもと違って見えます。
日々の生活から少しだけ離れて、ゆっくりと流れる時間の中でちょっと贅沢に過ごす時間は大切な思い出になります。
旅に出る時の出発地であるはずの東京にステイしてのんびりするって、不思議な感じでワクワクもします。
きっとそれは、旅に出るのと同じように心ときめく体験です。

(余談ですが偶然にもわたしがホテルステイを楽しんでいたこの日、友人が都内の別のホテルでわたしと同じようにホテルステイを楽しんでいました。豪遊!ってルームサービスの写真が送られてきて、ちょっと笑っちゃった)


今回の宿泊ではサービスやちょっとしたサプライズなど、特別な時間を特別にしてくれる、随所で日本のホテルらしいおもてなしをして頂きました。
大きいホテルなのでホテル内探検も楽しかったですし(骨董品店や絵画のお店、ジュエリーからお洋服まで売っているアーケードなんて久しぶりに見ました!)、アーバンなお部屋で非日常的な素敵で幸せな時間を過ごすことができました。
エグゼクティブハウスの宿泊は日系老舗ホテルの面白さと外資系ホテルのようなスタイリッシュさを一度に味わうことができてとても楽しかったです。
わたしのお気に入りのホテルがまたひとつ増えました。オススメです。


またゆっくりできる時間ができたら都内ホテル探訪したいなあ。次はどこにしよう?