2022年陸マイルの旅

2017年から陸でマイルを貯めつつANA隠密修行をしたわたしの趣味の旅行(遠征)、買い物、グルメ、つれづれ日記。

わたしは天使なんかじゃない

少し前に酔っぱらってある人に「わたしがあなたをどんなに好きかで記事ひとつ書ける!」と豪語したことがあった。*1

恋愛に限らず誰かを好きになるには理由があるはずなんだけど、普段はそんなこと深くは考えない。

 

仲のいい人たちとバーベキューをした。

春か秋、あるいは両方開催の恒例行事。飲みながら料理作って食べてまた飲んだ。

9月末で卒業しちゃったわたしの仲のいい子がいて、いい感じに飲み食いしていい感じに酔いが回って、みんなが楽しそうにバーベキューしながら笑ってるのを見てたら、なんだか無性に泣けてきて号泣してしまった。

その子が卒業しちゃうことへの寂しさ、自分の好きな人が笑ってる幸せな感じ、わたしがわたしでいられることのありがたみとか感謝とか、そんな感情が一気に爆発した。

 

ここのところ、わたしは調子が良くなかった。

ちょっと前に前述のある人と話して、霧が晴れるようにわたしは調子を取り戻すことができたんだけど、その時のことも思い出した。

わたしはその人の、自分のやりたいことや目標が明確でそれに向かって着実に階段を登っているところや軸がしっかりしているところをすごく尊敬してる。

わたしがつまんない不安みたいなものをポロっと口に出した時に「何言ってんのー!?」って笑い飛ばしてくれて、そういう力強さにすごく嬉しくなった。

 

その人と話しててもそうだったし、バーベキューの時もそうなんだけど、どっちもわたしはその時すごくリラックスできてた。

わたし自身はあまり自覚してないんだけど、わたしは友達に言わせると我慢強くて自分の気持ちより他人を優先しがちなところがあるらしい。今回の不調はPMSのせいがいちばん大きかったけど、原因のひとつにおそらくわたしの無自覚の我慢があった。

他人を優先するっていうか、他人の期待に応えようとしてしまう性質なんだろうと思う。たとえば、人がわたしにいい子性を求めていると感じたらわたしはいい子になってしまうとか。特にそれが相手の好意や善意から発せられるものだったとしたら、なおさら。

わたしは自分のことを口が悪いしナマケモノだし酔っ払ってやらかすし、全然いい子じゃないと思ってる。自分のことが好きじゃないっていう意味じゃないよ。愛情深いとか優しいとか面白いとか、自分なりに考えるいいところもあるし、すぐ落ち込むけど光が強いから闇も濃いんじゃ!それが悪いかボケェエエ(©️グレイプバインの田中さん)って開き直ってるし、そんな自分も嫌いじゃない。

でもたぶんある局面でちょっと期待以上に期待に応えようと無理してたんだと思う。

 

その人と話してる時もバーベキューの時も、わたしは何も考えずカッコつけずダメな部分もあるわたしでいられた。だから本当に幸せだなって思った。自分が自分でいられるってこんな楽で幸せなことなんだなって。自分が好きな人と過ごす時間はこんなにも楽しいんだなって。

わたしがわたしでいてもいいんだって相手を信じることができる嬉しさがそこにはあった。

口が悪くて毒舌でも、落ち込んだり不安になってしまっても、それもひっくるめてわたしっていう人間を面白がって一緒にいてくれるんだって無条件に信じられる人のことが、わたしは好き。自分の好きを、好きな人のことを信じられるって最強じゃない?

口の悪さを露呈した時にその人が「何をいまさら」って笑ってくれたんだけど、そんなわたしも受け入れてくれるって信じてるから話せるし素直でいられたんだなって、鼻水垂らして号泣しながら思い出してた。

そう、まさに今友達から鼻水垂らして号泣してたよってLINEがきて恥ずかしくて仕方ないんだけど、わたしいい歳して人前で、鼻水垂らして声あげて泣いてた。でもみんなそれを「ねえさんらしいや」って笑って受け入れてくれてたんだろうと思う。

 

そうやって嬉しいなぁ、幸せだなぁって思ってたら、なんでわたしがその人たち(その場所にいなかった好きな人も含めて)を好きなのか、好きな理由がたくさん思い浮かんだ。

力強さとか優しさとか目に見えないけど確かにあるものをいっぱい貰って、わたしは復活した。これ、どうやったらお返しできるんだろう。

 

天使なんかじゃないわたしの話を笑い飛ばしてくれるある人のことを好きな理由は、またその人に会った時に直接話そうと思う。

それをブログに書くのはもったいないもんね。

 

 

*1:ある人はわたしがブログを書いていることを知っている